2023年
株式会社豊興は創業から
70年の節目を迎えました。
クオリティファーストであること、お客さまのご期待、要望にしっかり寄り添うことをテーマに掲げ、
代表以下従業員もトラックも走り続けてきました。
もちろん70年はひとつの節目にすぎません。
来るべき100年企業に向け、総合物流ソリューションカンパニーとして、
これからも豊興は一歩一歩着実に歩んでまいります。
1953年(昭和28年)の11月に、豊興は創業いたしました。
現在でも強みとなっている長尺物など、他社では敬遠されがちな難しい荷物を取り扱うことにより、付加価値の高い輸送サービスを提供するのが創業時からつづく豊興のコンセプトです。
重量物や不定型物など荷姿の面で差別化を図る一方で、当日配送や沖縄輸送など、お客さまのニーズにきめ細かくお応えすることで、サービスの幅を拡大してきました。おかげさまでこうした強みや輸送品質の高さは多くのお客さまからの信頼へとつながり、会社として成長の歩みを続けてくることができました。
取り扱いの難しい荷物に強みを発揮し、一般的な荷物も含めて物流のトータルソリューションを提供する現在の形に至るまでには、70年に及ぶチャレンジと進化の歴史があります。
運送業はお預かりした荷物をお届けするシンプルな産業ですが、
現在その運送業が大きな転機を迎えています。
3PLに象徴される大きな流れは、物流における付加価値の必要性、さらには運送業がもつポテンシャルの高さを感じさせるものです。もちろん豊興もお客さまのご要望を受けて自社倉庫における在庫管理や流通加工、ピッキング、配送など物流業務の「丸投げ」を可能とするサービスをご提供しています。
こうした革命的な変化は豊興にとって「第二創業」ともいえるもので、時代の変化やお客さまのニーズを的確にキャッチすることで豊興自身もアップデートし続けていきたいと考えています。
〜 Future
豊興は運送業の枠内にこだわらず、「次の一手」を幅広い視点で見つめ続けています。
生まれた省エネLED照明もそのひとつですが、次の時代を見すえて「人」に関わる問題解決にも取り組み始めています。
日本は人口減少社会を迎え、さまざまな業界で人手不足が深刻化しています。運送業界にとっても他人事ではなく、ドライバーの人材をいかに確保するかは喫緊の課題です。今後も豊興が安定した輸送品質をご提供するために進めているのが、外国人人材の活用です。すでに介護業界では同様の取り組みが進んでいますが、豊興は運送業界にも同様の流れを起こすべきであると考えています。現在は法律の建付による制約もありますが、規制緩和を含めて外国人人材のスムーズな活用を可能とするプラットフォームを構築することは、業界全体、ひいては社会全体の利益に資するものです。豊興は全国各地でドライバーの紹介やマッチングの事業を展開し、日本人や外国人それぞれの人材を運送業界へスムーズに供給できる仕組みを業界に提供していきたいと考えています。