第4回 インストラクター養成研修(総務部)
2月6日(土)にインストラクター養成研修の第4回目が開催されました。
今回の研修は危険回避についての内容となっており、丸山講師の会社に訪問させていただき研修を行いました。
まずは本日の研修内容と主旨を説明していただきました。
その後、過去に発生したトラックの重大事故の原因と再発防止対策を管理部や管理者だけでなくドライバーも含めて社内で議論・討論する事故研究会の取り組みを学びました。
再発防止対策を決める際には、実際に事故が発生した現場を走行して取り決めをしたりして、守れないルールではなく、必ず守るルールを徹底していました。また、一つ間違えば重大事故になる事例も、健全な運行体制を徹底することで重大事故を防止できるということが強く印象に残りました。
午後からは、危険回避研修とトラックの日常点検試験・前回行ったフォークリフト試験のプログラムです。
危険回避からスタートする班と日常点検試験・フォークリフト試験からスタートする班と二班に分かれて実施しました。
危険回避研修は、直線を40km/hで走行して、前方の信号機の点灯で右、又は左に避ける、急ブレーキかける、という判断をして危険回避をするというものです。
この研修では知覚時間を理解して、速度の違いで安全に危険回避できることを体で学びました。
40km/hでは知覚時間と距離から、判断・反応するのに22mの車間が必要となり、22mの走行距離では回避できたものが16.5mに走行距離を短くすると回避ができず、車間距離の大切さを体感しました。
また、40km/hから30km/hに走行速度を落とした場合、16.5mの距離でも楽に回避できました。
次にシートベルトの効果を体感しました。
後部座席にシートベルトなしで乗車し、10km/hの速度で不意に急ブレーキをかけるとどうなるか、というものです。
写真ではわかりにくいですが、10km/hの速度で急ブレーキをかけた瞬間です。
後部座席では、目の前の運転席・助手席のシートのヘッドレストに顔がかすった位まで体が動き、10km/hの速度でもすごい衝撃を感じました。
危険回避のプログラム終了後は、トラックの日常点検試験・フォークリフト試験を行いました。
まずはトラックの日常点検試験からの実施です。5ヶ所の作為箇所があり、点検しながら作為箇所を発見していくという試験を実施者・指導者の役割を一人一回ずつ行いました。
次はフォークリフト試験です。
前回学んだ「ハンドル1回転半」で狭路コースを前進・バックで走行できるかの試験です。
適切な位置でハンドルを回すことで狭いコースを荷崩れを起こしたり、接触したりせずに走行できるので、「ハンドルを回し過ぎていないか?」、「適切な位置でハンドルを回せているか?」など、指導役のチェックポイントも学びました。
今回の研修では、危険回避について学び、車間距離の大切さを学びました。
適切な車間距離をとっていないと、危険回避ができず事故に繋がることを実際に体感してきました。
今後は車間距離を十分にとって、速度を出し過ぎないことで余裕を持った運転で事故防止に努めていきます。